ニュースリリース発表
25.07.01
御幸毛織、「名古屋テキスタイル研究会」講演会に登壇
御幸毛織の新規事業グループは、2025年6月27日に開催された名古屋テキスタイル委員会主催の「2025年度 第1 回研究会」に登壇し、サステナビリティに関する取り組みについて紹介いたしました。
講演内容
1) WOOL NO HATAKEプロジェクト
WOOL NO HATAKEプロジェクトは、廃ウールを有機肥料として再活用する取り組みです。2020年の社内公募をきっかけに始動し、四日市農芸高校との共同研究や三重県の茶農家であるマルシゲ清水製茶との連携により、ウール肥料で育てた「かぶせ茶」と「ほうじ茶」の商品化を実現しました。この取り組みは、化学肥料の削減、地産地消、産学連携によるイノベーションの3つの効果を生み出しています。
2) HAGIREプロジェクト
HAGIREプロジェクトは、オーダースーツ製造工程で発生するハギレを再活用する取り組みです。社員の「もったいない」という声をきっかけに始まり、クラウドファンディングを通じて支援を募り、製品化を進めてきました。
現在では、福祉施設との縫製連携による就労支援や、障がい者アートを活用したカレンダー制作、社内でのパン販売会の開催、さらには服飾系学校への特別販売会の実施など、社会とのつながりを広げる活動へと発展しています。作る人、使う人、支える人がともに笑顔になれる仕組みづくりを目指しています。
3) 今後の展望
弊社は、ウールの新たな可能性を探求しながら、環境、社会、地域に貢献する持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。今後は、これらの活動を事業化し、国内のウール関連企業と連携することで、業界全体の活性化にも貢献してまいります。
名古屋テキスタイル研究会の様子


