ニュースリリース発表
25.06.10
御幸毛織、「デジタル技術導入モデル実証事業」説明会に登壇
御幸毛織のDX推進グループは、2025年6月6日に開催された愛知県主催の「デジタル技術導入モデル実証事業」説明会に登壇し、当社のDX推進に関する取り組みについて紹介いたしました。本事業は、愛知県が県内中小企業のデジタル技術導入を支援することを目的として実施しているもので、当社はそのモデル企業の一社として、業務プロセスのデジタル化や生産性向上に向けた具体的な取り組みを発表しました。
講演内容
1.デジタル化に取り組んだ理由とデジタル化に関する取り組み
旧来の属人的な業務体制や分断されたシステム環境を見直し、業務効率化・非属人化・付加価値創出を目指してDXに取り組み始めました。特に、生地・縫製・販売の各部門が異なるシステムを使用していたことによる情報の分断や、3社合併による組織文化の違いが課題となっており、これらを統合・最適化するためにDX推進グループを立ち上げました。初期段階では、経費精算、勤怠管理、人事評価などのSaaSツールを導入し、業務の標準化と効率化を図りました。また、社内コミュニケーションの円滑化や、熟練技術の継承を目的としたマニュアル作成ツールなども活用しています。
2.ノーコード/ローコードツールを活用した業務改善
DX推進の中核として、Microsoft Power Platform(Power Apps、Power Query)やRPA(RK、UiPathなど)を活用した業務改善を進めています。現場の担当者とDX推進グループが連携し、ノーコード・ローコードツールを用いて、染料管理アプリなどの業務アプリを内製化いたしました。これにより、現場のニーズに即した迅速な改善が可能となり、開発コストの削減と業務の可視化・標準化を実現しました。
3.今後の展望
今後は、全社的なDX文化の定着を目指します。具体的には、現場主導の業務改善をさらに推進し、DX人材の育成・拡大を図るとともに、RPAやノーコードツールの活用範囲を広げていきます。
デジタル技術導入モデル実証事業説明会の様子


