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ニュースリリース発表

22.06.10

産学連携、御幸毛織と四日市農芸高校のSDGsウールアグリ共同研究について

高級服地及びスーツの製造販売を行っている御幸毛織株式会社(本社:愛知県名古屋市西区、取締役社長:吉田直人)は、三重県立四日市農芸高校と共同で、ウールの廃材を畑の土に混ぜて分解させ、栄養分として有効活用する研究に昨秋から取り組んでいます。秋冬野菜の試験栽培では、ウールに含まれる成分の働きで生育に効果が出てきています。4月から夏野菜の栽培で効果を試し、年末には一定の研究成果を発表を予定しております。

研究に至る背景

繊維製品の生産過程で生じるウールの残さを廃棄するのではなく、リサイクル、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から原毛の活用策を模索する中、ウールに植物の成長に必要な窒素などの成分が含まれていることに着目しました。昨春、当社の四日市工場(四日市市中川原4)内の畑で試してみたところ、野菜の実のなり方や味で効果が見られたため、農業が専門の同校に協力を依頼し、学校に隣接する農場で本格的に試験栽培することとなりました。

共同研究の三重県立四日市農芸高校

当社と一緒に取り組んでいるのは、三重県立四日市農芸高校の生産技術コースの生徒達です。昨秋から白菜、ブロッコリー、大根を栽培し、土にウールを混ぜた場合と土だけの場合で比較したところ、色づきや大きさ、生育の早さに違いが現れました。担任の上田圭祐教諭は「ウールは微生物により土中でしっかり分解され、栄養分として機能している」と一定の評価を得ています。

今後の展望

今春から同校の畑にて、二、三年生の生徒10人から、当社社員7人が作業方法を教わりながら、すでに植えてあるトマトの支柱立てと、わき芽の除去、枝豆の苗植えを行いました。今後はナスやオクラなども植え、「ウールなら化学肥料よりも環境にやさしい。成果が表れて実用化に近くとうれしい(三年生の石田大知さん)」と話していただきました。

当社、中川雅規四日市工場長は「この取り組みは、使えなくなったウールを生活の中で循環させていくための新たなチャレンジ。研究成果を踏まえ、どう環境ビジネスにつなげていくかを考えていきたい。」と期待を込めています。

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