Language ENGJPN

テキスタイル

NAPOLENA

2018年春夏 - 誂える服地。

誂え洋服用の服地という意味ではなく、誂えて作る服地、とはいかなるものか。糸揃えや織り、洗いや仕上げといった生産の工程すべてに ありきたりを嫌い、既に確立されている生産プログラムに満足せず、特別仕様の方法で言わば、納得する品質・デザインの服地を“創り上げる”こと。3つのサードジェネレーション品質に集約された、今シーズンのナポレナのコレクションはミユキスペックの特別仕様にて特別に誂えられた服地と言っても過言ではありません。 世界に通用する純日本産服地、ナポレナ・サードジェネレーション。

糸を誂える。

2018年春夏シーズンのナポレナ・サードジェネレーションのボディは3つ。そのいずれもが、ミユキならではの別誂えの特注糸を奢られた品質です。

織りを誂える。

今や伝説と言っても良いほど希少な旧式織機の“ションヘル織機”。ナポレナ・サードジェネレーションは、ほぼすべてこの織機で織られています。織り進むスピードの遅いこのションヘル織機は、生産効率と言う意味では最新の革新高速織機には劣りますが、膨らみのある独特の“味”があるため、あえてナポレナ・サードジェネレーションはこの織機で製織しているのです。

ションヘル織機

ションヘル織機

洗い・仕上げを誂える。

頑固に使い続ける「天然せっけん」。
合成洗剤に比べ、取扱いが難しく熟練を要する「天然せっけん」。御幸毛織の職人達が手間暇のかかる「天然せっけん」に、頑固にこだわり続ける理由は勿論仕上りの良さが故にです。天然せっけんで、丁寧にじっくりと仕上げられた生地は、しっとりと柔らかく、着る人をやさしく包み込んでくれます。合成洗剤では決して引き出すことが出来ないウールのデリケートな風合いには、天然せっけんが「絶対」なのです。しかし、天然せっけんは使用する時に“ダマ”になりやすく撹拌に細心の注意が必要になります。一度ダマを作ってしまった服地は、事故反となりその後の工程に進むことが出来ません。また泡立ち/泡切れの良い合成洗剤に比べて洗い落としにくいため、洗浄に大量の水を必要とし、ゆっくりと何度ものすすぎ工程を経なければなりません。

抜群の透明度、四日市の名水をどう生かすか。
良い服地は良い水から生まれます。御幸毛織は、日本有数の名水の産地である三重県の四日市市に、洗い・仕上げの工場を移設。鈴鹿山系をその源とするその水脈からは長い時間をかけて降った雪や雨が浄化された、白度、濁度ともに申し分のない、透明度の高い良質な地下水が豊富に得られます。自然の恵みである鈴鹿山系の名水を生かした、御幸毛織のこだわり製法(天然石鹸を使用するため、合成洗剤に比べ 2〜3 倍のすすぎの水を使用します)が、しっかりとした丈夫さとしっとりとした滑らかな風合いを生み出すのです。

智積用水(ちしゃくようすい)

工場の近隣を流れる日本の名水100選の一つ「智積用水(ちしゃくようすい)」

わざわざ“軟水化”してから使用する別誂えの水。
そのままでも十分に質の良い四日市の水ですが、御幸毛織では使用の前にさらにひと手間を掛け、水中に含まれるカルシウム(Ca)と、マグネシウム(Mg)を除去する「軟水化」を行ってから使用します。これらのミネラル成分は石鹸成分と結びつきやすく、洗浄力を弱めてしまいます、せっけんの洗浄力を最大限引き出し、洗浄作用をダイレクトに服地に作用させるためにあらかじめミネラル成分を取り除いておくのです。またこれらのミネラル成分は「石鹸かす」を発生させるもとになるので極力取り除いておくことが望ましいのです。

天然せっけんは合成洗剤に比べて“すすぎ”に大量の水と時間が必要になります。いわゆる「泡切れが良い」という表現で合成洗剤が重宝される昨今ですが、服地の風合いを引き出すには、やはり天然せっけんが優れており合成洗剤はかないません。御幸毛織では、あくまでも服地の風合い重視で手間の掛かる天然せっけんを使い続けているのです。

しかも、すすぎの段階で、ウールが元々持っている脂分とせっけんの油脂成分を完全に洗い流さずにごく僅かの量が服地の中に残るようにしています。ウールの風合いを生かすには、この微量の脂分がとても重要なのです。

小型ロープ洗絨機

小型ロープ洗絨機

デザインを誂える。

ミユキ・ナポレナは1981年のデビュー以来、国産服地の最高峰として、皆様のご愛顧をいただいてまいりました。その長い歴史のなかで、父から子へ、子から孫へと世代を重ねてのご用命をいただいております。第3世代=サードジェネレーションをその名に冠した、この豊富なアソートには、世界に羽ばたいて行く若い世代のお客様は、ニッポンのオーダーメイドで格調高く装っていただきたいという、ミユキの願いが込められています。

第3世代ともいえる新たな世代のお客様のために、オーダーメイド洋服の世界の入口のドアへといざなうことを目指したデザインテーマは「国際性」。世界を股にかけてご活躍されるヤング・エグゼクティブをイメージして、ワールドワイドに通用するデザインとエレガンスを追求しました。

SUITS & JACKETS

サードジェネレーション:ウール100% 2/1 綾織り
NEW

経糸に採用されている100番双糸の糸(スーパー140's 相当)はミユキ伝統の別注糸。市中で見られる同番手の糸に比べ、回転数が多く均一性と耐久性に優れます。

10マンス素材としても十分にお召しいただける、無地5色のアソートです。滑らかな手触りの中にもしっかりとした手持ち感は、前述の「撚り回転数のアップ」のたまもの。ダークネイビーと青味のネイビー、チャコールとライトのグレー2色、これからの流行を予感させるチョコレートブラウンです。

WOOL100% 2/1 TWILL 265g

サードジェネレーション:ウール100% 平織り
NEW

ミユキ伝統の別注糸である100番双糸(スーパー140's相当)を経糸と緯糸の両方に採 用しています。通常の糸よりも回転数を上げ、強度をアップさせたまさにミユキスペックの糸です。

ややレトロなムードの粒状感のあるデザインや王道のシャドウストライプ、非常に繊細なダブルトラック(2重線ストライプ)で構成。

WOOL100% PLAIN 205g

サードジェネレーション:ウール90% キッドモヘヤ10% 2/1 綾織り
NEW

緯糸のモヘヤ混の糸は、実はコンパクトヤーンなのです。モヘヤをブレンドしながら毛羽の少ないクリスタルクリアな糸を得るために、わざわざイタリアの紡績メーカーにミユキの注文通りの糸を引かせました。

ここでもチョコレートブラウンを含む5色の無地とオルタネートストライプや今までにない“ドット&ボーダー”とも呼ばれる特別な織り組織のソリッド無地を取り入れています。

WOOL90% KID MOHAIR10% 2/1TWILL 240g

ページの先頭