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テキスタイル

NAPOLENA

2018-19年秋冬 サードジェネレーション

誂え洋服用の服地という意味ではなく、誂えて作る服地、とはいかなるものか。糸揃えや織り、洗いや仕上げといった生産の工程すべてにありきたりを嫌い、既に確立されている生産プログラムに満足せず、特別仕様の方法で言わば、納得する品質・デザインの服地を“創り上げる”こと。ナポレナのコレクションはミユキスペックの特別仕様にて特別に誂えられた服地と言っても過言ではありません。世界に通用する純日本産服地、ナポレナ・サードジェネレーション。

ションヘル織機

今や伝説と言っても良いほど希少な旧式織機の“ションヘル織機”。ナポレナ・サードジェネレーションは、ほぼすべてこの織機で織られています。織り進むスピードの遅いこのションヘル織機は、生産効率と言う意味では最新の革新高速織機には劣りますが、膨らみのある独特の“味”があるため、あえてナポレナ・サードジェネレーションはこの織機で製織しているのです。

ションヘル織機

ションヘル織機

頑固に使い続ける「天然せっけん」

合成洗剤に比べ、取扱いが難しく熟練を要する「天然せっけん」。御幸毛織の職人達が手間暇のかかる「天然せっけん」に、頑固にこだわり続ける理由は勿論仕上りの良さが故にです。天然せっけんで、丁寧にじっくりと仕上げられた生地は、しっとりと柔らかく、着る人をやさしく包み込んでくれます。合成洗剤では決して引き出すことが出来ないウールのデリケートな風合いには、天然せっけんが「絶対」なのです。しかし、天然せっけんは使用する時に“ダマ”になりやすく撹拌に細心の注意が必要になります。一度ダマを作ってしまった服地は、事故反となりその後の工程に進むことが出来ません。また泡立ち/泡切れの良い合成洗剤に比べて洗い落としにくいため、洗浄に大量の水を必要とし、ゆっくりと何度ものすすぎ工程を経なければなりません。

抜群の透明度、四日市の名水。
良い服地は良い水から生まれます。御幸毛織は、日本有数の名水の産地である三重県の四日市市に、洗い・仕上げの工場を移設。鈴鹿山系をその源とするその水脈からは長い時間をかけて降った雪や雨が浄化された、白度、濁度ともに申し分のない、透明度の高い良質な地下水が豊富に得られます。自然の恵みである鈴鹿山系の名水を生かした、御幸毛織のこだわり製法(天然石鹸を使用するため、合成石鹸に比べ 2〜3倍のすすぎの水を使用します)が、しっかりとした丈夫さとしっとりとした滑らかな風合いを生み出すのです。

智積用水(ちしゃくようすい)

工場の近隣を流れる日本の名水100選の一つ「智積用水(ちしゃくようすい)」

軟水をさらに軟水化してから使用
そのままでも十分に質の良い四日市の水ですが、御幸毛織では使用の前にさらにひと手間を掛け、水中に含まれるカルシウム(Ca)と、マグネシウム(Mg)を除去する「軟水化」を行ってから使用します。これらのミネラル成分は石鹸成分と結びつきやすく、洗浄力を弱めてしまいます、せっけんの洗浄力を最大限引き出し、洗浄作用をダイレクトに服地に作用させるためにあらかじめミネラル成分を取り除いておくのです。またこれらのミネラル成分は「石鹸かす」を発生させるもとになるので極力取り除いておくことが望ましいのです。。

天然せっけんは合成石鹸に比べて“すすぎ”に大量の水と時間が必要になります。いわゆる「泡切れが良い」という表現で合成石鹸が重宝される昨今ですが、服地の風合いを引き出すには、やはり天然石鹸が優れており合成石鹸はかないません。御幸毛織では、あくまでも服地の風合い重視で手間の掛かる天然せっけんを使い続けているのです。

しかも、すすぎの段階で、ウールが元々持っている脂分とせっけんの油脂成分を完全に洗い流さずにごく僅かの量が服地の中に残るようにしています。ウールの風合いを生かすには、この微量の脂分がとても重要なのです。

小型ロープ洗絨機

小型ロープ洗絨機

SUITS & JACKETS

サードジェネレーション:4/4 綾織り
NEW

2018年秋冬シーズンのナポレナ・サードジェネレーションのボディは2つ。そのいずれもが、ナポレナならではのダンディズムで彩られています。

1本の経糸が4本浮いて4本沈む、を繰り返しており進む、他に類を見ない特殊な織り組織で創り上げられたナポレナです。この織り組織を採用することで、糸本来の均一性による光沢(=いわゆる地艶)を引き出します。

BNG3016-3031, BNG3064-3171 : WOOL100% 340g MADE IN JAPAN

サードジェネレーション:本式ダブルクロス
NEW

経糸(たていと)も、緯糸(よこいと)も2本の糸を走らせるダブルクロス。実は、巷には経糸だけが2重組織の“セミダブルクロス”の方が多く存在し、糸量が多く必要になる本式のダブルクロスはあまり存在しません。国内では、この本式ダブルクロス組織をこなせる熟練工の数が少なくなってしまったことも原因の一つなのです。

御幸毛織は、あくまでもオリジナルの本式(英国式)ダブルクロスにこだわり、かつて英国製のダブルクロスに見られた細畝(ほそうね)のデザインを採用しました。

BNG3042-3053 2色(写真:BNG3016 / 3020 / 3031は4/4綾織りです。) : WOOL100% 360g MADE IN JAPAN

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