御幸毛織 株式会社:平成22年10月25日発表
御幸グループの御幸毛織株式会社(名古屋市西区)は江戸時代、庶民の間に親しまれたとされる「江戸染」を使用した紳士ジャケット地を9月下旬から全国の主要百貨店オーダーサロン及びテーラーにて発売します。
商品名は「ナポレナ江戸染」で、6色(江戸紫・紺瑠璃色・江戸紺青・高麗納戸・黄金鼠・相思鼠)の展開。仕立て上がり参考価格は約45万円で、全20着の限定販売です。
江戸時代、幕府は贅沢を禁じ、衣服に使用できる色を制限しました。茶色や鼠色は使用できたため、四十八茶百鼠と言われるほど沢山の茶色や鼠色が誕生し独特な庶民文化となりましたが、華やかな着物を着たいという庶民は裏地の隠された部分に鮮やかな色を使用し、お洒落を楽しみました。
同製品は江戸染代表作の江戸紫をはじめ、江戸時代当時は着物の裏に隠れていた美しい色を現代に再現したコレクションです。
たて糸にシルクの生糸を、よこ糸にミユキ牧場産ウールを使い日本の伝統織物の産地、京都西陣にて織り上げ、江戸染めの発祥地である東京神田に現在1軒しかない反染屋(日良忠染工場)で職人が一着ずつ染め上げました。製品の混率はウール72%、シルク28%。シルクの光沢とウールの柔らかさ、暖かみが活かされた風合いに仕上がっています。
同製品は当社が世界の伝統的な染織技法や特殊素材を紳士服地で再現することを目的とした衣文化交流シリーズの第34作目に位置づけています。

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